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2024.01.13

赤ちゃんの健康を支える離乳食だし選び方とレシピ

 

初めての離乳食、何をあげたら良いのか悩んでいませんか?
特に、だしはいつから始めたらいいのか、どんな種類を選べばいいのか、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
赤ちゃんの健康と成長を第一に考え、離乳食にだしを取り入れるための情報を分かりやすくご紹介します。

 

離乳食開始時期とだしの導入タイミング

 

生後5ヶ月〜6ヶ月頃の離乳食初期

 

離乳食は、一般的に赤ちゃんが生後5〜6ヶ月を迎えた頃からの開始が推奨されています。
この時期は、母乳やミルク以外のものを初めて口にする「食事体験の入り口」となる大切な段階です。
赤ちゃんにとって、食べるという行為そのものが新しい経験であるため、できるだけ素材本来の自然な味を覚えさせることが基本となります。
そのため、最初のうちは「だし」を積極的に使う必要はありません。

 

特に離乳初期は、アレルギー反応の有無を慎重に確認する重要なタイミングでもあります。
複数の食材を一度に与えるのではなく、ひとつの食材を単独で与え、体調や肌の状態、便の様子などを数日かけて丁寧に観察することが望ましいです。

 

とはいえ、昆布や野菜から取った植物性のだしであれば、塩分や刺激が少なく、風味もやさしいため、少量から導入してみるのも一つの方法です。
素材の旨味をほんのり感じられることで、赤ちゃんの味覚の発達にもつながります。

 

生後7ヶ月〜離乳食中期

 

生後7ヶ月頃からは、離乳食が「ゴックン期」から「モグモグ期」に移行し、徐々に食材の種類や食感を広げていく時期に入ります。
舌や顎の動きも発達してくるため、やわらかく煮た野菜や、つぶした豆腐などの食材が取り入れられるようになります。

 

この頃からは、昆布や野菜のだしに加えて、かつお節や煮干しなどの動物性だしも、少しずつ使用を試すことが可能になってきます。
動物性のだしは旨味が豊かで、食材に自然な風味を加えることができるため、赤ちゃんの食欲を刺激する効果も期待できます。

 

ただし、赤ちゃんの消化機能には個人差があるため、だしを含む新しい食材を試す際には、1日に1種類ずつ、必ず少量から始めるのが基本です。
また、アレルギーのリスクにも配慮し、変化がないかを数日間観察する習慣を持ちましょう。

 

この時期には、昆布だし・野菜だしに加えて、かつお節から取っただしや、いりこ(煮干し)だしも選択肢に入れて、味のバリエーションを増やしていくとよいでしょう。

 

生後9ヶ月〜離乳食後期

 

生後9ヶ月を過ぎる頃には、「カミカミ期」と呼ばれる離乳食の後期に入ります。
この時期の赤ちゃんは、食べられる食材の種類や量もぐんと増え、1日3回食へと移行する家庭も多くなります。
食事のリズムも整い始め、食べる意欲も高まってくるのが特徴です。

 

こうした変化に合わせて、使用するだしの種類もより幅広くなります。
煮干しだしや鶏ガラだしなど、動物性のコクが強いものも、少量ずつ取り入れることができます。
ただし、初めてのだしを使う際には、毎回少しずつ試し、赤ちゃんの体調や便通、アレルギー反応の有無などを注意深く観察することが欠かせません。

 

鶏ガラだしなどはコクが強く、赤ちゃんが素材の味を覚える助けになりますが、脂分が多すぎないように、下処理を丁寧に行い、濾してから使うと安心です。

 

 

離乳食だし選びのポイント

 

無添加であること

 

赤ちゃんの体はまだ発達段階にあり、化学物質に対する感受性が高いため、離乳食に使用するだしは「無添加」であることが基本です。
市販のだしの中には、うま味調味料(グルタミン酸ナトリウム)や保存料、着色料などが含まれていることもあるため、購入時には必ずパッケージ裏面の原材料表示を確認するようにしましょう。

 

特に注意したいのが「食塩」の含有量です。
赤ちゃんの腎臓は未発達であり、塩分を効率よく排出することが難しいため、塩分が含まれた調味料の使用は避けるべきです。
塩味のない、素材の旨味だけで作られただしを選ぶことで、安心して使用できます。

 

素材の質にこだわる

 

だしの風味や栄養価は、使用する素材の質に大きく左右されます。
昆布やかつお節、煮干し、野菜など、どの素材を選ぶ場合でも、「国産」であること、そして「農薬や添加物の使用が少ない」ことを基準に選ぶとよいでしょう。

 

特に昆布などの海藻類は、海の環境によって品質が左右されやすいため、信頼できる産地のものを選ぶことがポイントです。
素材にこだわることで、赤ちゃんにより安全で高品質な食事を提供でき、味覚の形成にも良い影響を与えます。

 

使いやすさ

 

離乳食の準備は毎日のことであり、育児と家事を両立する中で時間や手間を減らす工夫も大切です。
だしの取り方にこだわるのは理想ですが、毎回一から作るのは難しいという場合には、粉末タイプやだしパックなどの「簡便性」に優れた商品を活用するのも有効です。

 

ただし、簡便な製品を選ぶ際も、「無添加」「塩分不使用」などの条件を満たすものを選ぶようにしましょう。
育児をサポートしてくれる便利な製品を上手に活用することで、赤ちゃんにも家庭にもやさしい食生活が実現します。

 

 

離乳食に合うだしレシピ集

 

簡単昆布だし粥

 

材料
米1/4カップ、水500cc、昆布だし小さじ1

 

作り方
米をしっかり研いだ後、水と昆布だしを加えて炊飯器で炊くだけの簡単レシピです。
昆布の旨味が米にしみ込んで、赤ちゃんにも食べやすい優しい味わいに仕上がります。
水分量は炊き上がりの柔らかさに影響するため、赤ちゃんの月齢や食べやすさに合わせて加減してください。

 

野菜たっぷり和風だしスープ

 

材料
だし汁100ml、キャベツ10g、人参5g、ほうれん草5g

 

作り方
キャベツ、人参、ほうれん草をそれぞれみじん切りにし、だし汁でじっくり煮込みます。
野菜が柔らかく煮えたら完成です。
季節の野菜を使ってアレンジするのもおすすめで、だしの風味が野菜の甘みを引き立ててくれる、栄養満点の一品です。

 

かつおだしで風味豊かな鶏むね肉と豆腐の煮物

 

材料
鶏むね肉10g、豆腐15g、だし汁50ml、小さく切った野菜少々

 

作り方
鶏むね肉を食べやすい大きさにカットし、だし汁と刻んだ野菜と一緒に煮込みます。
鶏肉にしっかり火が通ったら、さいの目に切った豆腐を加えて軽く煮て完成です。
かつおだしの風味が鶏肉と豆腐のうま味を引き立て、栄養バランスも良い離乳食になります。

 

まとめ

 

今回は、離乳食にだしを取り入れる際のポイントを、導入時期、選び方、レシピ、アレルギー対策など、様々な側面から解説しました。
離乳食は、赤ちゃんの健やかな成長を支える大切な食事です。
安全で良質なだしを選び、赤ちゃんの成長と食の喜びを育むため、この記事を参考に、ぜひ離乳食作りに役立ててください。
初めての離乳食は不安も多いと思いますが、赤ちゃんの様子を見ながら、少しずつ色々な味にチャレンジし、楽しく離乳食を進めていきましょう。
焦らず、赤ちゃんとのペースで進めることが大切です。
だしを活用することで、より美味しく、栄養価の高い離乳食作りを目指しましょう。