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2024.02.06

赤ちゃんの離乳食!かつおだしの取り方・レシピ・注意点

 

初めてのお子さんへの離乳食、何をあげたら良いか迷いますよね。
特にだしは、味つけの基本となる大切なもの。
今回は、離乳食に最適なかつおだしについて、そのメリットから具体的な作り方、月齢に合わせたレシピ、よくある質問まで、詳しくご紹介します。
赤ちゃんにとって安全で、美味しく、栄養満点な離乳食作りにお役立てください。

 

離乳食にかつおだしを使うメリット

 

栄養価の高さ

 

かつおだしは、かつお節を原料としただしで、良質な動物性タンパク質を含みながら、ビタミンDや鉄分、カルシウム、カリウムといったミネラルも豊富に含まれている点が特徴です。
これらの栄養素は、赤ちゃんの骨や筋肉、内臓などの発育に必要不可欠であり、特に成長が著しい乳児期には積極的に摂取したいものです。

 

中でも鉄分は、赤ちゃんが生後6か月頃を過ぎると体内に蓄えていた鉄が徐々に不足し始めるため、離乳食を通じて補うことが重要になります。
鉄は赤血球の材料となり、酸素を体中に運ぶ役割を果たしており、不足すると貧血や成長の遅れにつながる可能性があります。

 

さらに、かつお節にはDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)といった高度不飽和脂肪酸も含まれており、これらは赤ちゃんの脳や神経系の発達、視力の向上に役立つとされています。
人工的な栄養添加ではなく、自然由来の栄養素を含むかつおだしは、安心して赤ちゃんに与えられる理想的な調味素材です。

 

うま味による食欲増進

 

かつおだしには、うま味成分として知られるイノシン酸が豊富に含まれています。
このイノシン酸は、グルタミン酸など他のうま味成分と組み合わせることで、相乗効果を生み出し、より強い「うま味」を感じさせてくれる特性があります。
うま味は、塩分や糖分を加えなくてもおいしさを感じる感覚を引き出すため、素材本来の味を生かしながら赤ちゃんにとっておいしい食事を提供することができます。

 

離乳食の初期〜中期は、赤ちゃんが母乳やミルク以外の味に慣れ始める重要なタイミングです。
この時期にうま味のあるだしを使うことで、自然と食事への興味が高まり、食べる意欲が芽生える助けになります。
また、味覚が育つこの段階でさまざまなうま味に触れることは、将来的な偏食予防にもつながるといわれています。

 

和食への導入

 

かつおだしは、日本の食文化の根幹を成す「和食」に欠かせない調味素材であり、味噌汁や煮物、お吸い物、炊き込みご飯など、さまざまな料理のベースとして使われています。
離乳食にこのかつおだしを取り入れることで、赤ちゃんは自然な素材の風味に親しみ、将来的に和食をスムーズに受け入れやすくなります。

 

また、和食は世界的にも「健康的な食事」として評価されており、低脂肪・高栄養であることから、赤ちゃんの体づくりにとっても理想的です。
塩分や糖分を抑えながら、だしのうま味で食材の美味しさを引き出す調理法は、幼児期以降の食生活にも良い影響を与えるでしょう。

 

このように、かつおだしは栄養面でも味覚面でも非常に優れた食材であり、離乳食に取り入れることで赤ちゃんの健やかな成長と豊かな食体験をサポートします。

 

 

離乳食用かつおだしの取り方

 

鍋を使った方法

 

鍋に水(400ml程度)を入れ、火にかけます。
沸騰したら火を止め、かつお節(6g程度)を投入します。
かつお節が鍋底に沈むまで、1~2分待ちます。
その後、ザルとキッチンペーパーを使ってこせば、だしが完成します。

 

電子レンジを使った方法

 

耐熱容器に水(200ml程度)と、かつお節(4g程度)を入れ、ふんわりとラップをかけます。
電子レンジ(600W)で3分加熱し、その後、こせば簡単にだしが取れます。
時間がない時や、少量のだしが必要な時に便利です。

 

簡単水出しの方法

 

かつお節(12g程度)を1リットルの水に浸し、冷蔵庫で4時間程度置きます。
その後、こせば水出しのかつおだしが完成します。
冷蔵庫で保存する際は、清潔な容器を使用し、24時間以内に使い切ることをおすすめします。

 

茶こしを使った方法

 

沸騰させたお湯(200ml程度)に、茶こしに入れたかつお節(5g程度)を浸します。
10分程度置いてから、茶こしを取り除けば、手軽にだしが取れます。

 

 

月齢別離乳食レシピ例

 

初期(5~6ヶ月)

 

初期の離乳食は、食材の風味をそのまま味わわせることを重視します。
かつおだしは、素材の味を引き立て、赤ちゃんがおいしく食べられるようにサポートします。

 

1:かぼちゃがゆ
小さめに切ったかぼちゃを、かつおだしで柔らかく煮込み、裏ごしします。
10倍がゆに混ぜて提供します。

 

2:豆腐ペースト
絹ごし豆腐をかつおだしで軽く煮て、裏ごしします。

 

3:野菜だし汁
にんじん、じゃがいも、さつまいもなどを小さく切り、かつおだしで柔らかく煮込みます。
裏ごしして、野菜本来の甘みとだしを味わわせます。

 

中期(7~8ヶ月)

 

中期からは、食材の大きさや硬さを少しずつ変え、咀嚼の練習を促します。

 

1:鶏むね肉と野菜の煮物
鶏むね肉を柔らかく煮て、細かく刻みます。
小さく切った野菜(にんじん、ほうれん草など)と一緒に、かつおだしで煮込みます。

 

2:うどんとかつおだし
うどんを小さく刻み、かつおだしで煮て、とろみをつけます。

 

3:鮭と野菜のあんかけ
鮭をほぐし、小さく切った野菜(ほうれん草、玉ねぎなど)と、かつおだしで煮て、とろみをつけます。

 

後期(9~11ヶ月)

 

後期は、大人の食事に近い状態を目指します。

 

1:鶏ひき肉と野菜の煮物
鶏ひき肉と、小さく切った様々な野菜を、かつおだしで煮込みます。

 

2:うどんと野菜の和風スープ
うどん、野菜(小松菜、豆腐など)を、かつおだしで煮込みます。

 

3:鮭と野菜の混ぜご飯
鮭をほぐし、ご飯と混ぜて、かつおだしで軽く煮て、味付けします。

 

まとめ

 

離乳食にかつおだしを使うメリットは、栄養価の高さ、うま味による食欲増進、和食への導入など多岐に渡ります。
鍋、電子レンジ、水出しなど様々な方法で簡単にだしが取れ、月齢に合わせたレシピも豊富です。
ただし、アレルギーへの配慮は忘れず、初めて与える際は少量から始め、赤ちゃんの様子をよく観察することが大切です。
今回は、皆様の離乳食作りに役立つことを願っています。
安全で美味しく、栄養満点な離乳食で、赤ちゃんの健やかな成長をサポートしましょう。